天秤座(てんびん座)の子どものタイプ
天秤座の方というのは9月23日から10月23日に生まれた方に該当します。天秤座というと「バランス感覚に優れている」といった印象をお持ちの方も多いと思います。今回は中でも、天秤座の特徴や天秤座の子供のタイプについて詳しく解説していきます。
天秤座の性格と傾向
天秤座の人は、ざっくりというと平衡感覚に優れています。その名の通り、天秤というワードから連想することもできますが、天秤座は秋分の季節から始まります。秋分とは昼と夜の長さが同じになる季節です。そのため、天秤座の人は公平性と強い正義感を持った性格の持ち主です。とにかく曲がったことが嫌いで頑固な一面もありますが、同時に電車で席を譲ったりするなど、周りに気を使ったりする点において優れていると言えます。また人間関係においても何よりも調和を大事にし、人と人とをつなぐパイプ役になることも多いです。
よって社交性に秀でており、コミュニケーション能力も高いため、友達が多かったり人脈が広い傾向にあります。そして、天秤座の子供は周りから幼いながらも大人びた印象を持たれることが多いです。それはおとなしいという印象がある一方で、論理的に物事を考える力があり、それを実行に移すこともできるということです。
はきはきと物事をしゃべることで、コミュニケーションを円滑に行うサポートをしたり、困っている人がいれば見過ごさずに、助け舟を出すといったような道徳性も兼ね備えています。総合的にみると天秤座の人は、主体性と美徳感覚を有した人間であると言えます。派手できらびやかな感じではありませんが、落ち着いておりクールな印象を持たれます。頼りがいがあり、安心できる人として見られることが多く、それを快く受け入れることができるでしょう。
天秤座の得意なこと・苦手なこと
天秤座の人は高いコミュニケーション能力と自主性から、論理的にものごとを考えそれを他人に正確に伝えるということが得意です。なので、仕事においてはチームのマネジメント役として、そのチームをしっかりと運営していくといったことができます。例えば、チームの誰かが仕事上のミスを犯したとしても責めることなくそれをカバーしたり、たくさんの意見をまとめて要約しわかりやすく伝えるといったこともできます。
さらに、天秤座の人は高い創造力と美意識を兼ね備えていると言えます。日常に限らず世界の物事の事象において、疑問が次から次に生じ、その疑問の解決に向けて努力する傾向があります。そのため本質を理解することができるため、周りの人たちよりも応用力があり、それを創造力につなげることが可能です。
ただ、天秤座の人にも苦手なこともあります。社交性が高いがゆえに一人で過ごすことが苦手です。誰かといないと、孤独感に苛まれることが多々あります。また周りの人たちとの調和を大事にするので、自己主張が苦手です。これを言ったら相手がどう思うだろうかといったように、先をどうしても読んでしまう傾向にあります。
なので自分はそうじゃないと思っていたとしても、それを言ってしまうと全体の雰囲気を乱してしまう可能性があるのではと考え、その結果として自己主張が弱くなってしまうのです。さらには、周りの人に気を使いすぎて、逆に自分が気疲れしてしまうという一面もあります。
天秤座の子どもへの接し方
天秤座の子どもの接し方で何よりも大事なのは、その子の親が子どもに対して基本的に一貫した態度をとり続けることです。例えば、子どもが自分で使った食器を自主的に洗ったとします。そして、それを見た親は我が子を褒めるとしましょう。すると子どもはもっと親に褒められたいので、また食器を自ら洗うことでしょう。
その際に、親が「余計なことをしないで」などと子どもを怒ってしまうと子どもはかなりのショックを受けてしまいます。それからは、親の言動に気を使い続けるようになり、何をするにしても親の目を気にするようになります。天秤座の子どもというのは、他者との調和をとても大切にし、それは親も例外ではありません。
そのため、時と場合によってあまりにも態度を変えすぎてしまうと、子どもは何が正解であるかを毎回見極めようとして、とても疲れてしまいます。最悪の場合、それが自閉症や対人恐怖症などの精神的な疾患につながってしまうリスクもあります。なので、理想の形としては居心地のよい家庭を作ることが一番でしょう。
子どもにむやみに怒るのではなく、寛容な心を持って改善点を指摘してあげれば、天秤座の子どもならばすぐに改善して次に生かすことができるでしょう。天秤座の子どもは年に比べて大人っぽく見られがちですが、それはいいことばかりではなく、自分の心を閉ざしているという可能性もあります。なので、親は子どもが心を開いて話すことができるような存在であるべきです。
まとめ
このように天秤座の方というのは調和を重んじる性格の持ち主ですが、自己主張が弱いという一面もあります。特に子どもの場合は心身ともに未発達な部分もあるので、親が子どもに頼られるような関係を築いていければ望ましいと言えます。