子供服のパーカーはどのように着こなすか
そもそもパーカーとは何か
日本では10月ころになるとパーカーを着た人をよく見かけるようになります。少し肌寒いけれど、ダウンを着るには早すぎるという時期にとても便利です。パーカーとは本来、アザラシやトナカイの皮を使った、フード付きの防寒着のことを指します。最近ではフーディーと呼ばれるフード付きのスウェットも店頭で多く売られています。ちなみに、パーカーとは日本で通じる言葉で、正しくはパーカです。海外では、フーディーと完全に区別されていますが、日本ではなじみがなく、区別されていないことがほとんどです。
特徴はなんといってもフードが付いていることです。メーカーにもよりますが、大人用にはフードの中にひもが隠されており長さを調節できるものが多いですが、子供服には平成26年に安全面から禁止され、ひもが付いていません。カジュアルな見た目の洋服なので、普段着として着せられますし、1枚でちょっとおしゃれな装いに仕上げることもできます。
パーカーは、着脱が簡単なところがポイントです。中にTシャツなどのインナーを着こむので、着脱することで体感温度が調整できます。スウェット生地の商品であれば、動きやすいため幅広いシーンで活用できて便利です。最近ではアウトドア向けの商品としてもさまざまなタイプが製造されており、デザイン性の高いものが増えています。種類が多いので、同じものでなくても雰囲気を揃えて親子、兄弟で着用すれば、リンクコーデとしても楽しめます。
色々なタイプに分かれるパーカー
パーカーは、大きく分けると2つのタイプに分かれていて、目的に合わせて選ぶことが可能です。
1つ目は、プルオーバーと呼ばれるタイプです。洋服を頭からそのままかぶる定番の形になっています。ファスナーやボタンといった装飾のない、シンプルな見た目が特徴です。プルオーバーの中にも、通気性や動きやすさを重視したスウェットタイプ、暖かさを重視したボアタイプ、おしゃれ感や着やすさを重視したシャギータイプやスリットタイプなどがあります。UVカットを施したタイプは、日焼け止めの塗布を嫌がる子にはピッタリの子供服です。
2つ目は、ジップアップパーカーと呼ばれるタイプです。服の前面にファスナーが付いており、上げ下げすることで着脱するタイプになります。ファスナーを途中まで下げて、インナーを見せる着こなし方が現在主流になっています。プルオーバーは文字が印字されたタイプが多いのに対して、ジップアップタイプはワンポイントのデザインが多いです。中に着ているTシャツのデザインを見せたり、ジップアップパーカーの上からデニムジャケットを着たりするコーディネートが定番です。また、サッと羽織れるので温度調節が難しい季節の変わり目などに大活躍します。
膝辺りまで丈のあるワンピースタイプは、1枚で着て子供らしい元気な雰囲気を出すのも良いですし、レギンスやスキニージーンズと合わせて少し大人な雰囲気を出すのもかわいいです。
これらの他にも、袖が七分丈になったショート丈や、全体に大きく見せるビッグシルエットなど種類はさまざまです。生地の色をそのまま生かした無地から、プリントパーカーまで探すのも楽しいでしょう。
パーカーの着こなし方
パーカーはコーディネートが定まらない時にとても役に立つ洋服です。デザイン性が豊富なため、上手に取り入れて活用できれば、普段着としてだけではなくお出掛け用のおしゃれな格好にもなります。
例えば、パーカーの上にジャケットを着る着こなしは、カジュアルとフォーマルが合わさりメリハリがつきます。家族で百貨店へお出掛けなど、カジュアルな感じを消したいのであれば、レザーシューズなど足元にフォーマルなイメージのものを持ってくるのがおすすめです。
裏起毛など暖かさを重視したパーカーはどうしてもダボっとした印象を受けがちです。特に小さな子供は等身が高くありませんから、全体的にスッキリと見せるスウェット型など生地の薄いものを選びましょう。裏起毛が付いているものは、インナーをなるべく薄いシャツにするなどすれば、シルエットもスマートになります。
パーカーはさまざまなメーカーから販売されています。その中にはワンポイントとして会社のロゴが入ったものも多くあります。せっかくのワンポイントですから、それを隠してしまうようなコーデはもったいないです。目立たせる必要もありませんが、それとなく表に出すのがおすすめです。
子供服は街にある一般のお店で購入することも可能ですが、家で気軽に選べて便利なのがネットショップです。デザインやサイズ、色に至るまで、数多くの品が取り扱われています。たくさんの色の中から希望のタイプに絞って検索したり購入したりもできます。流行りのデザインもいち早く取り入れるため、流行を把握するのにも役立つでしょう。近くのスーパーやデパートでは物足りないという方はおすすめです。