機能性を重視した子供服の選び方
洗濯しやすい服を選ぶ
子供服の場合、服を汚してしまったり大人より汗をかく頻度が高かったりとどうしても洗濯する機会が多くなります。機能性重視で服を選ぶ際には、洗濯しやすいものを選ぶのがおすすめです。例えば、手間をかけずに丸洗いできる服は、遊びに行く時や保育園に行く時用の服として重宝します。そのまま乾燥機にかけられる素材のものならさらに洗濯にかける時間を短縮することができるでしょう。乾燥機を使わない場合には、速乾性のある素材の服を選ぶことも重要です。なかなか乾かない素材の服が多いと、天気が悪い日が続いた場合に着替えが足りなくなってしまうこともあります。また、乾ききるまでにかかる時間が長ければその分だけ干すためのスペースも多く必要になります。さらに生乾きの時間が長いことは悪臭の原因にもつながります。悪臭は親や子供はもちろん、他の人にもストレスを与えてしまうこともあるので、特に梅雨や冬など洗濯物が乾きにくい季節に使う服は速乾性の高いものを選んでおきましょう。 洗濯した後にシワになりにくい素材の服を選べばアイロンをかける手間も省けます。シワになりにくい素材としては、ポリエステルやナイロンなどが挙げられます。そしてえりなどがついているきれいめの服よりも、Tシャツなどカジュアルな服の方が多少シワがあっても気になりにくい傾向にあります。子供服は小さいのでアイロンをかけるのは比較的楽ですが、それでも数が多いと時間も手間もかかります。子供がいる部屋でアイロンを使うことは事故にも注意しなければならないため余計に負担がかかりますから、子供服だけでもアイロン不要の素材のものを選ぶと良いでしょう。
快適に過ごせる服を選ぶ
子供服の機能性としては、子供本人が快適に過ごせるかどうかという点も重視する必要があります。特に肌にトラブルがあったり肌がデリケートだったりする子の場合には、肌に刺激を与えにくい素材を選ぶのが一番です。柔らかい素材のものは肌への刺激が少ないことに加えて、着心地も良い傾向にあります。さらに、かたい素材に比べると自分で着替えやすい服でもあるので、子供の成長を促すことにもつながるでしょう。寒い時期には暖かく過ごせるかどうかも快適さの要素となります。ただし、暖かいからといっても厚手でもこもこの服にしてしまうとどうしても動きにくくなり、快適さが損なわれてしまいます。子供服の機能性を考えるのであれば、薄手でも保温性の高い素材を使った服を選ぶのが良いでしょう。
また、子供は冬でも汗をかきやすいので、夏だけでなく寒い時期にも吸湿性の高い素材の服を選んでおくことがおすすめです。汗が冷えると風邪をひいてしまう原因となるので、汗を吸っても冷えにくい素材を選んでおくことも大切です。
季節によっては、洋服を脱ぎ着する時に静電気が発生することもあります。静電気の発生も、素材の選び方によって軽減できます。静電気が発生しにくい素材を選ぶことはもちろん、重ね着する素材の相性によっても静電気の発生のしやすさは異なりますから、特にコーディネート用に洋服を購入する時には素材の相性にも気をつけるようにしましょう。静電気を防ぐことは、肌へのダメージを軽減することにもつながります。
思いっきり遊べる服を選ぶ
子供は遊びが仕事というくらい、子供にとって遊びは必要なことです。機能性を考えて子供服を選ぶのであれば、思いっきり遊べる服を選んであげるというのも重要です。思いっきり遊ぶためにまず必要になるのが安全性です。ひもやフードがついた服は遊んでいる途中や日常生活の中でひっかかってしまったりして事故につながる可能性があります。特に、首回りや腰回りにはひもがついていないものを選ぶのがおすすめです。子供服の安全基準はJIS規格で定められていますから、それに沿ったものを選ぶと安心です。子供は大人の想像以上に体を動かすものなので、体を動かしやすい服を選んであげましょう。ストレッチが効いた服を選ぶことで、子供は思う存分体を動かして遊べるようになります。子供服は着られる期間が短くなりやすいためついつい大きいものを選んでしまいがちですが、大きな服は体を動かす時の妨げとなってしまう場合もあります。できれば、その時の体の大きさに合ったものを選んであげるのが理想的です。逆に、特に遊びを想定しないような冠婚葬祭用の服であれば少し大きめのサイズを選んでも問題ありません。
機能性の高さを重視するのであれば、ほつれなどが出にくいものを選ぶのもおすすめです。特に女の子向けのレースやリボンなどがたくさんついた服は可愛らしいものではありますが、ほつれが出やすいので遊びに使う服としては向いていません。男の子の服の場合にも飾りがついているとそこからほつれが出てしまう場合があります。また、ほつれが出てしまった部分を放置しておくと、そこからひきつれた状態になってしまうことも多いので定期的にチェックをし、糸を切るなどメンテナンスをしてあげましょう。
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