新生児・赤ちゃんの夏におすすめの服装は?
毎年蒸し暑い日が続く夏は、新生児や赤ちゃんにとっても汗をたくさんかく季節です。体温調節機能が未発達な赤ちゃんはよく汗をかくだけではなく、ちょっとの気温の変化でも体調を崩してしまうことがあります。赤ちゃんの体調不良を防ぐには、夏の服装にも気を配らなければなりません。そこで今回は、新生児や赤ちゃんにおすすめの夏服や注意ポイントなど、赤ちゃんの夏服についての情報をご紹介します。
新生児・赤ちゃんの夏服の種類
汗っかきな新生児や赤ちゃんの夏服には、短肌着を着せるのが基本です。さらに、室内・室外の違いや気温に合わせて、短肌着とコンビ肌着やロンパース、長肌着などを必要に応じて組み合わせます。
新生児・赤ちゃんにおすすめの素材
新生児や赤ちゃんは肌がデリケートなので、できるだけ肌に優しい素材を選ぶのがおすすめです。加えて多く汗をかくので、よく汗を吸収して通気性の高い素材が適しています。このような条件を満たすおすすめの素材は、ガーゼやコットン、フライス素材です。いずれも吸水性と通気性に優れており、夏服に最適です。
大人の夏服におすすめのリネン素材は新生児や赤ちゃんには硬いことがあるため、コットンなどを含む混紡素材を選びましょう。
必要な服の枚数は?
汗の量が多い赤ちゃんは、こまめに着替えが必要です。1日に複数回着替えられるように、できるだけ多めに服を用意しておくことをおすすめします。最低でも、短肌着や短肌着と組み合わせることが多いコンビ肌着は5~6枚、外出時用としてロンパースや2WAYオールも2~3枚ほど用意しておいた方がいいでしょう。
夏の服装で注意するポイント
赤ちゃんの汗を放置してしまうと、あせもを起こす原因となってしまいます。あせもを防ぐには、汗をかいていないか赤ちゃんの肌を触ってこまめにチェックし、汗をかいていたら着替えるようにしましょう。汗取りパッドやガーゼを服の中に入れておくのもおすすめです。また、スタイの付けっぱなしもあせもの原因となります。暑い日はスタイもこまめに交換し、睡眠中は外すなどスタイの付け方も工夫しましょう。
肌が弱く体温調節機能が不十分な赤ちゃんは、熱中症や紫外線に弱いものです。そこで、外出時は洋服を使用して紫外線対策や熱中症対策を行いましょう。熱中症対策としては通気性の良い服を着せたり帽子をかぶせたりする、紫外線対策としてUVカット効果のある服を着せるだけでも、夏の赤ちゃんの肌や健康を守れます。
夏服の着せ方
大人の夏服の場合はできるだけ肌を出して涼しく過ごすものですが、肌がデリケートな赤ちゃんは肌を露出した服装では紫外線の影響を受けやすくなります。そのため、赤ちゃんの夏服は気温が高い場合でも薄手の服で足元まで覆うのが基本です。短肌着の上からロンパースや2WAYオールなどを着せて、肌を紫外線から守りましょう。
外出先のエアコンがきいた屋内は、赤ちゃんにとって寒いと感じることもあります。冷えを予防するために、外出時は上から身体をカバーできる上着やおくるみを用意しておきましょう。
新生児・赤ちゃんの服の洗濯方法
デリケートな肌の新生児や赤ちゃんが着る服を大人の服と一緒に洗濯してしまうと、洗濯洗剤などが刺激になり肌荒れを起こすことがあります。そのため、生後1年程度までは大人の服とは別に、できれば赤ちゃん用洗剤を使用して洗うのが基本です。赤ちゃん用洗剤を使用しない場合は、肌へ刺激となりやすい「合成界面活性剤」や「漂白剤」などが入っていないものを選びましょう。「無添加」の表示がある洗剤でも、中には刺激の原因になる成分が含まれている場合があるので、配合成分をチェックしてから洗濯に使うのがおすすめです。
洗濯方法は普通の服の洗濯と同じで、洗濯ネットに入れた赤ちゃんの服を洗濯機の標準コースで洗って干すだけです。干す際は日光に当てて干すと、雑菌の繁殖を抑えてイヤな臭いも予防できます。
また、新品の服には防虫やシワ防止のために「ホルムアルデヒド」が付着しています。赤ちゃんにとってはこの物質は肌への刺激となり、アレルギーを引き起こすこともあるため、ホルムアルデヒドを取り除き、吸水性を高めて色落ちを防ぐために水かぬるま湯で手洗いまたは洗濯機で洗う「水通し」を行いましょう。
シチュエーション別コーディネート
夏の室内では、短肌着とコンビ肌着の組み合わせが一般的です。夏に生まれた赤ちゃんは、いきなり暑い中で過ごすこととなります。室内のエアコンがきいた環境で過ごすことも多くなるので、エアコンの冷え対策としてスリーパーやおくるみなどを用意しておくとベストです。そこまで気温が高くなく、エアコンを使用していない室内であれば、短肌着のみでも構いません。ズボンを履かせるなら、ショートまたは七分丈が最適です。
外出時のコーディネートには短肌着とコンビ肌着と組み合わせてもいいですが、豊富なカラーやデザインが揃う2WAYオール、または薄手のロンパースを組み合わせてみましょう。
多彩なベビーアパレルが揃うキッズアパレルブランド「デビロック」では、吸水速乾性の高い肌にやさしいボディスーツや短肌着と組み合わせて着られる豊富なカラーとデザインのロンパースなど、さまざまなアイテムをラインナップしています。紫外線対策にも使用できる帽子も揃っているので、赤ちゃんの夏のコーディネートに選んでみてはいかがでしょうか。
まとめ
夏の暑さは大人だけではなく、赤ちゃんにとっても不快なものですが、できるだけ快適な服を着せてあげることで、赤ちゃんの肌へのダメージや健康への影響を避けられます。新生児や赤ちゃんの夏の服装に気を配り、夏の暑さを乗り切りましょう。