親になる前に考えておきたい男の子の名前のつけかたの基本
名前ランキングを参考にしてみる
子どもが生まれて、最初に親が与えるプレゼントが赤ちゃんの名前です。しかし、名づけはその子が一生使用していくものであるため、とても難しいものです。男の子の名づけも、いくつかの方法があります。まず参考になるのは、ランキングです。
ランキングはインターネットサイトや企業が行っているアンケート集計で、独自調査のため、アンケート結果はそれぞれで微妙に差があります。
ランキングでは、1年ごとに人気のある名前を順位づけしていて、男の子のほか、女の子版もあります。自分の子どもに名前をつけるとき、最初は何をどうしてつけていいのか迷うものです。しかし、それを見ることで流行がわかるため、どういったイメージがいいのか夫婦間で話をすることができます。
ランキングを見て、いいと思ったものをそのままつけるほか、いくつかを候補としてノートに書いておくなど、生まれてからつけることもあります。直近のものを見る以外に、過去3年分程度を参考に見ておくだけでも、男の子によく使われている漢字、文字数、イメージなど、流行を全体から察することができます。
芸能人の子どももトレンドの参考になります。
ハワイ語を名前に使うなど取り入れたくなる工夫もあるでしょう。キラキラネームと呼ばれる当て字で名づけする方法、シワシワネームと呼ばれる古風な名づけ方法などもあります。まずは、いろいろな情報を見て夫婦の好みのすり合わせを行い、候補を挙げるのが最初に行うステップです。
画数や読み方も気にしてみよう
いくつかの名前を候補としてピックアップし、画数が名字と相性がいいかどうかを見ていく方法があります。 名づけ辞典で調べる方法としては、つけたい読みから漢字を検索する方法、つけたい漢字1文字から連想される名前を検索する方法の2つが主流です。名づけ辞典は図書館で借りたり、古本屋さんで購入したりできます。最近では、インターネット上で名字に合わせて赤ちゃんの名前の運勢を判定してもらえる姓名判断サイトもあります。無料で良運命を検索することができるものもあり、簡単に、そして手軽に候補を調べたいときに参考になります。
つけたい読み方、つけたい漢字がない人にも新たな方法として選べます。
名前の運勢は、地格、人格、外格、総格の4つがあります。
女の子は結婚すると名字が変わるケースが多いですが男の子は一般的には名字が変わらないため、名前部分だけではなく名字と合わせて運勢が良いとされる画数の文字を使用して名づけましょう。
ランキングなどでつけたい名前があるときには、自分の名字と合わせてみて姓名判断をしてみてください。
名づけでは、天格は名字の漢字の組み合わせで画数が固定されて変えられないものなのであまり気にする必要はありません。ただ、人格、地格、外格は、選ぶ漢字によっても画数が変わり、運勢も変わります。男の子につけたいものでも、同じ読みで違う漢字をつけることで姓名判断でいい結果になることもあるため、じっくり検討しておきたいものです。
候補を決めておいて産まれてつける人が圧倒的
子どもの名前をつけるときに、両親や義理両親などから助言があるケースもあります。男の子だと、家系に伝わる代々の漢字を1文字入れるようなしきたりになっている家庭もあるでしょう。その場合は、漢字から受けるイメージや組み合わせから候補を選びます。
名づけ辞典を持っている場合では、該当漢字を調べることで代表的ないくつかの候補が決まります。
インターネットで使いたい漢字を入力すれば、名字との相性のいいものを検索するサイトもあります。
漢字を入力して、文字数を指定するだけで総合的な運勢を占ってくれるものはスマホからも検索が可能です。おじいちゃんやおばあちゃんからつけたい漢字を指定されたときには、こうしたものを活用しつつ相談しながら候補を決めていきましょう。
また、男の子が生まれると決まっていても臨月で性別が違っていたり、生まれた後に性別が女の子だったケースも稀にあります。生まれる性別が男の子の予定でも、女の子の名前も候補に挙げたり、男の子でも女の子でも違和感のないソラやリンなどの名前を用意しておくと、いざという時に困りません。
生まれる前から子どもが生まれたらこの名前にする、とあらかじめ決めているケースもあれば、生まれてきた子どもの顔を見てイメージと合ったものを候補から決定するケースもあります。
出生届の提出期間は14日です。届け出期間が過ぎてしまうと過料を取られることがあります。産後は入院していて、赤ちゃんのお世話で忙しいため、思ったよりも早く名前を決めなくてはいけないこともあります。焦らないためにも生まれる前から候補をいくつか用意しておきます。
出生届は赤ちゃんを産んだ病院でもらえることもありますが、市区町村の役場窓口でもらっておく必要があるなら、あらかじめ準備しておきましょう。