スリーパーを赤ちゃんに着せる時の注意点はある?
「赤ちゃんのためにスリーパーを用意したいけど、注意したいポイントはある?」と赤ちゃんの安全が心配なパパママは多いでしょう。
スリーパーにはメリットも多くある一方で、選ぶ際には注意点もあります。スリーパーにはさまざまなタイプが販売されており、サイズや形の選択を間違えると赤ちゃんにとってよくありません。
今回は、スリーパーを赤ちゃんに着せる際の注意点を解説します。
スリーパーって何?
スリーパーとは、赤ちゃんの保温のために着せるベビー用品です。掛け布団の代わりに、パジャマの上に着せます。
ベスト・袖あり・横開き・前開きタイプなど形はさまざま。赤ちゃんの年齢や好みに合わせて選べることも、スリーパーの特徴です。
スリーパーは新生児や乳児だけでなく、就学前の幼児まで対象としています。動きが活発になる幼児期に使用すると、パジャマや掛け布団がはだけて赤ちゃんの体温が下がってしまうリスクを低減できます。
赤ちゃんがスリーパーを着るメリットとは?
スリーパーにはさまざまなメリットがあるため、パパママに注目されているベビー用品です。ここでは、赤ちゃんがスリーパーを着るメリットについて3つ紹介します。
体温調節の苦手な赤ちゃんを保温できる
赤ちゃんは、大人のように体温調節がうまくありません。掛け布団やパジャマがはだけてしまうと、季節によっては体温が下がって体調不良に陥ってしまう恐れもあります。
スリーパーは、掛け布団のようにはだける心配がなく、赤ちゃんが動いても温かさをキープできる寝具です。
赤ちゃんの顔が覆われないので事故予防になる
赤ちゃんに多い事故に、寝具が赤ちゃんの口や鼻を覆ってしまうことによる窒息事故があります。赤ちゃんが動いた際に掛け布団が鼻や口にかかると、息ができずに窒息のリスクが高まり事故に至るため危険です。
スリーパーなら、赤ちゃんが動いても鼻や口にかかる心配がないため、窒息事故の予防になります。
包まれる安心感で赤ちゃんが快適に眠れる
スリーパーには赤ちゃんの全身を包んで、快適な睡眠をサポートするメリットがあります。
ベビーカーでの移動中や帰省時の寝具が変わると、赤ちゃんによっては不安で寝つきが悪くなる子もいます。
スリーパーを使用すれば、いつものにおいや感触に包まれるため、赤ちゃんが安心しやすくなるでしょう。また、薄くて軽いためかさばらず、持ち運びやすいこともメリットです。
赤ちゃんに着させるスリーパーの選び方
スリーパーには、さまざまなタイプや素材があるため、選ぶときに迷うかもしれません。
ここでは、赤ちゃんにぴったりのスリーパーの選び方を解説します。
季節に合わせて素材で選ぶ
スリーパーは、季節に合わせて素材を選ぶとよいでしょう。季節ごとのおすすめの素材は、以下のとおりです。
- 春夏:コットン・ガーゼ
- 秋冬:フリース・ダウン・ニット
コットンやガーゼ素材のスリーパーは、汗を吸収し速乾性に優れているため、気温が高くなる春夏に適した素材です。
一方、気温がぐっと下がる秋冬には、体温を逃さないフリースやダウン、ニット素材がおすすめです。赤ちゃんの負担にならない軽さかも確かめるとよいでしょう。
年齢に合わせて形で選ぶ
スリーパーは、新生児から就学前の幼児まで幅広い年齢の赤ちゃんに使用できるアイテムです。
ただし、赤ちゃんの年齢によって適した形は異なります。年齢別のおすすめタイプは以下のとおりです。
- 新生児~生後6カ月:横開きタイプ
- 生後6カ月~:前開きタイプ・2WAYタイプ
生後6カ月くらいまでは、着せやすい横開きタイプがおすすめです。赤ちゃんを抱きあげる必要がないため、寝ている赤ちゃんを起こさずに着せられます。
寝相が激しくなってきたら、前開きや2WAYタイプを選びましょう。2WAYタイプは股下にもスナップがあり、はだけにくいことが特徴です。
赤ちゃんにスリーパーを着させる際の注意点
スリーパーにはメリットも多くありますが、着せ方によっては事故につながる恐れもあるため注意が必要です。
赤ちゃんにスリーパーを着せる際の注意点を紹介します。
温め過ぎない
スリーパーは掛け布団のようにはだける心配はありませんが、反対に保温し過ぎてしまう恐れがあります。赤ちゃんを温め過ぎて体温が上がると、熱中症を起こすリスクが高まります。
温め過ぎを予防するには、以下の注意点に留意しましょう。
- 足先までスリーパーや靴下で覆わない
- 季節に合わせた素材を選ぶ
サイズが合っていないと事故の原因にも
赤ちゃんにスリーパーを着せるときは、サイズにも注意が必要です。
大きめサイズを着せると、生地を踏んでしまって赤ちゃんが転倒する恐れもあります。
また、サイズが小さい場合は首が締まってしまう危険もあるため、赤ちゃんの成長に合わせたサイズを選択しましょう。
赤ちゃんによっては嫌がることもある
スリーパーは、赤ちゃんの眠りをサポートするベビー用品ですが、赤ちゃんによっては嫌がることもあります。
パジャマの上に着せるため、寝返りを打ちにくかったり手足を自由に動かせなかったりすると、赤ちゃんが不快に感じてしまいます。寝返りを打ちやすいように、サイズや形を選んであげると嫌がらなくなる可能性もあるため、選び方が重要です。
まとめ
スリーパーを赤ちゃんに着せるときは、以下の注意点を理解しておきましょう。
- 温め過ぎない
- 大きめサイズは事故の基になる
- スリーパーを嫌がる赤ちゃんもいる
スリーパーを嫌がる赤ちゃんは、もしかしたらサイズや素材が合っていないのかもしれません。暑過ぎず寒過ぎない素材を選び、赤ちゃんの身長に合ったサイズを着せてあげましょう。