日本とアメリカの子供服のサイズ表記の違い・見方

アメリカの子供服においてベビーサイズのMとは何か

海外で作られた子供服を購入する時に迷いやすいのがサイズです。
例えば、ハワイやグアムのショッピングサイトはアメリカでのサイズが基準です。カラフルでポップな柄が多く、日本にはないデザインの洋服が多数ありますが、日本とは表記が異なるため、アメリカで購入する際どういった基準で購入するかは難しい問題です。

アメリカでは月齢によってサイズ展開しており、ベビー服は数字とMの文字で表されることが多くなっています。
この場合のMはmonthのMであり、何カ月児なのかを表しています。
Mの文字は省略されていることが多いものの、monthと略さずそのまま書いているブランドもあります。

例えば、6Mから9Mと書かれている場合は、生後6カ月から9カ月の子供向けを意味します。アメリカではベビー服は生後1年は3カ月ごとに表示が分かれていて、0から3M、3から6Mなどと表示されています。
1歳からは6カ月ごとの表示になるなど、月齢によって見方が変わります。
日本で作られている服と比較すると、首回りがやや細く作られていることもあります。
これは日本の赤ちゃんよりも頭が小さく生まれてくることが多いためとされています。
首周りだけではなく袖や全体的な横幅も細めに作られていることも多いので、月齢表示をある程度の目安として確認し、特に成長が早い子供は大きめのものを選んでおくのが良いでしょう。

アメリカの子供服は表記の違いに注意が必要

アメリカでは子供服は、ベビーよりも大きいものをトドラーと呼んでいます。日本でもトドラーと呼んでいるブランドはありますが、これは幼児用という意味です。
ベビーサイズはMで表示されますが、トドラーになるとTが使われます。2Tという表記がされている場合は2歳の子供という意味になります。ベビー服は横幅に余裕のあるデザインもありますが、トドラーになると縦に長く、胴が細いデザインの洋服が多くなってきます。
また、海外では手足の長い子供が多いため、子供服も手足の長いデザインが多くなります。

サイズ表記は大きくなるにつれ変わり、4歳を表す4T以降は一般的な幼児用として、XSやS、Mの展開となります。
こちらもあくまで目安となるため、日本でのサイズ表などとも見比べつつ確認しておくことがおすすめです。独自のサイズを取り入れているブランドはサイズ表記が分かりづらくなってしまうため、通常のサイズ表記でどの程度になるのかを確認してから購入をするのが良いでしょう。

アメリカブランドの商品は、日本でもショップ展開されていることがあります。特にアメリカではアバウトな表示をしていることもあるため、海外で子供服を購入する場合は、できるだけ試着をしてから購入をした方が安心です。
ある程度成長して服のサイズが安定してきた場合は店舗でサイズだけ確認して、通常の購入はインターネットなどと使い分けることもできます。サイズ感が分かればショップ展開していないブランドのサイズ感もおおよそで把握することができるため、子供のアメカジファッションなどを楽しむこともできるでしょう。

日本の子供服とアメリカの子供服の違いに気を付ける

アメリカの子供服を購入する時はサイズを間違えないことがポイントですが、それ以外にも日本人の体形と欧米人の子供の体形について違いを把握することも大切です。
手足の長さの違いだけでなく、パジャマは体にフィットするデザインのものが多くなります。これは消費者製品安全委員会と呼ばれる機関によって定められており、体にフィットさせることでマッチやライターなどの火が燃え移ってやけどしてしまうことを防ぐ狙いがあります。
アメリカだけではなくイギリスなど海外では同様の形になっていることもあります。海外旅行先で現品を気に入って購入する場合は生地も確認して、把握した上で購入をすることができますが、個人輸入をする時にはインターネットの情報だけではどの程度フィットするような形なのかまでは分からないこともあるため、注意しましょう。

アメリカブランドが好きな場合も、日本製で海外風デザインの商品が見つかることもあります。気に入ったデザインのブランドが見つかると、海外製品を輸入するよりも配送料が安く、お手頃価格で似たような商品を購入できたりします。何より、アメリカと日本ではそもそもの月齢別の体形が異なります。2Tはアメリカの2歳の平均身長である84cmから89cmを表します。大体の年齢が分かっても実際の平均身長などを調べてから購入する必要があるため、日本の通販サイトなどで購入することがおすすめです。

日本では月齢表示ではなく身長で表されています。95センチから105センチの子供であれば100センチくらいの商品が適している、というのが分かりやすくなっています。サイズ感を把握しやすいのは日本製であり、Tシャツなどもデザイン性の高い良品を見つけることができます。